心の健康

同僚にストレスをぶつけてしまって後悔ー心の余裕を作る3つの習慣-

ケイ

皆さん、こんにんちは!

アメリカ看護師のケイです。

不妊治療に臨んでいると、身体的・精神的に大きな負担がかかります。

みんなが同じように頑張っているのに、余裕がなくなっていた私は「私だけが頑張っている」と勘違いしてしまっていました。

そして、その大きなストレスがかかっていた時、つい同僚にきつい言葉を投げてしまいました。

きっと、誰にでもそのような経験があるんではないでしょうか。

言いたくなかったきつい言葉。
言ってしまった後、後悔しますよね。

私も物凄く後悔しました

でも、その後にどう行動するかで、人との関係も自分の心も変わります。

この記事では、私の体験を軸にして心の動きについて心理学の視点を交えてお話していき、心の余裕を持つための3つの習慣をお伝えしていきます。

イライラをぶつけてしまった瞬間を振り返る

妊活でのホルモン治療中って、とっても辛いんです。
なぜだかイライラするし、薬の副作用で身体はぱんぱんにむくみます。

ストレスでいっぱいなのに運動制限までされた時には、どう自分の負の感情を吐き出せばよいかわかりませんでした。

そんな中、仕事も忙しくリーダー業務を任される日々。チームで仕事をしているのに、勝手にプレッシャーを感じて、私が上手に仕事を回さなければいけないと勘違いしてしまうほど、心に余裕はありませんでした。

疲労もストレスもピークに達していた時、同僚がさぼっていると思い込み「何してんの!ちゃんと仕事してよ!」と、きつく言ってしまいました。

言ってしまった瞬間は、思いを言葉にしたことでよりイライラしたのを覚えています。そして、そのイライラの感情に身を任せ、ドタドタと歩き去りました。

その時同僚は「えっ?あぁ、はい、、、。」と、何も反論することなく、その後もただ静かに仕事を続けていました。

そんな同僚を目にしたとき、「なぜあんな言い方をしてしまったんだろう…」と思ったと同時に、「でも仕事してないのがいけないんだから、私は悪くない」と考えるようにしていました。

今振り返ると、強いストレス下でこれ以上罪悪感を感じたくないという防衛反応から、正当化して自分を守っていたのだと思います。

けれど、時間が経てば経つほどきつい言い方をした自分自身が嫌になり、「他の言い方もできたんではないか」と考え始め、冷静さを失っていたことに気づきだし、自己嫌悪にさいなまれていきました。

心理学的にはどう見る

この行動や気持ちの変化を心理学的に見てみると・・・

自己規制(セルフコントロール)は自分を抑える力や感情をコントロールする力です。

このコントロールする力が、当時の私には十分ではありませんでした。

ストレスやプレッシャーにによる長時間の緊張下にいると、セルフコントロール力が消耗され十分ではなくなります。
そのため、自分の感情がコントロールできずにきつい言い方になってしまいました。

また、ストレス感情を調整する力や気持ちを回復させる力も低下させることがわかっています。

そのため、間違った自分をすぐに認められず、どうにか理由をつけて自分を正当化させる行動に繋がってしまいました。

勇気を出して謝ったときに返ってきた言葉

きつい言い方をしてしまってから約2-3時間後、冷静になりました。

そして、全然頼りになるリーダーではなかったと後悔し、反省しました。
謝るべきだと思い、緊張しながら謝罪しました。

すると「大丈夫?何かあったの?」と、こちらを気遣う言葉が返ってきました。

正直、ビックリしました。冷たい感じで対応されるかなと覚悟していたので、つい涙が出そうになりました。
同僚の相手を気遣うその一言に、心の強さと人間的な強さをすごく感じました。

これを機に、その同僚の人間性の素晴らしさを目にすることが多くなりました。相手のことをよく観察し、褒めポイントを見つけることがとても上手なんです。

私なら、嫌なことを言われると感情任せで言葉を投げ返してしまうかもしれません。いや、絶対に投げ返してしまいます、、、
買いたくもないのに、売られた喧嘩は買ってしまうんです。

けれど、同僚は少しも感情的にならず、逆に気を遣ってくれていて、とても心が大きいと感じました。

その一方で、そのような同僚の反応を見ることができたのは、謝罪した自分がいるからです。
相手の目を見て謝りの言葉を伝えたことで、後悔でいっぱいだった気持ちから謝罪できた安心感に変わりました。

謝ることは誠実さの表れです。きっと、同僚にもそれが伝わったのではないでしょうか。

心理学的にはどう見る

謝罪は「ごめんなさい」と言葉にすることで、言葉以上の意味を持ちます。
それは、相手との関係を修復しようとする意志の表れで、誠意・責任感・共感を伝える大切な行為です。

心理学的には、このような誠実な態度は共感的理解を生み、相手の防衛反応を和らげる効果があるとされています。

もしかしたら、同僚は私の誠意を感じ取ってくれたのかもしれません。

また、「大丈夫?何かあったの?」と声をかけてもらい、私自身が心理的安全性を感じたことで、同僚との信頼関係の基盤が強まります。

これは仕事をするうえでとても重要なことです。
仕事だけでなく、家庭内でも同じことが言えると思います。

そして、謝罪をすることは自己受容にもつながります。

【他者に謝る意欲】という、自己への思いやりとの関係性を調べた研究では、自己への思いやりが高い人は、恥にとらわれず謝罪をためらわない傾向があるとういう結果が報告されています。

自己への思いやりは自分自身への許しを促し、後悔した経験からの学びや成長を助けることに繋がります。

このことから、謝罪をして自分を認めたからこそ、安心感を得たということに納得がいきました。

同僚から学んだ”強さ”と”優しさ”を育てる

私も同僚のような強さと優しさがほしいと強く思いました。
そこで、自分の心に余裕を持たせるために実践するようになった3つの習慣があります。

しっかり深呼吸する

強い感情や苛立ちなどを抑えるのには、一般的に6秒かかると言われています。

その6秒間、ただ数を数えて待つだけではなく、質の良い6秒間にすることが重要です。

その方法は、気持ちいい深呼吸です。

気持ちいい深呼吸をするには、ただの大きな深呼吸では意味がありません。

深呼吸をするとき、大きく吸って、はぁぁと大きく吐いていませんか?まるで大きなため息をつくかのように。
溜息にはリラックス効果があると言われていますが、一方で不満やストレスを吐き出す=その問題について考えているということになります。

大きく息を吸ったら、口をすぼめて細~く長~く息を吐き切るようにします。

この時に、頭の中では「吸って吸って吸って吸って、吐いて吐いて吐いて吐いて」の言葉だけに全集中します。

気持ちいい深呼吸もできて、「吸って吐いて」の言葉に集中することで強い感情からも一時解放されます。

私はこの深呼吸をすると、一気に冷静になり大人の対応をしようと思えるんです。
そして、笑顔を作ろうという気持ちも出てきます。

質の良い深呼吸はとても大事です。

自分の状態を客観的に見る

強いストレス下にいると、視野が狭くなり気持ちは自分自分へと向きがちです。なのに、自分に向いていることに気づくことは、とても難しいです。

けれど、自分に向きがちになるということを頭の片隅に置いておくと、周りの見え方が変わってきます。

仕事が忙しい日や時間に追われているときは、心の余裕がなくなります。
でも、そんな時こそ自分のことばかりを考えるのではなく、周りをよく観察します。

みんな、一生懸命頑張っているんです。自分だけではないんです。
仕事を乗り切ったとき、スムーズに進んだ時、みんなの協力があったからこそなんです。

この考えになったとき、以前よりももっと仕事仲間に対して感謝の気持ちを持ちながら接するようになりました。そうなると、いつも通り働いているのに「ありがとう」と言いたくなり、ついつい伝えてしまいます。

「ありがとう」と言われていやがる人は1人もいないです。むしろ、以前に増して良いコミュニケーションがとれていると実感します。

自分の状態を客観的に見て、余裕がないと認識した時こそ、周囲を見渡してみんな頑張っていることに気づけるようにします。

今日は疲れていると認識して受け入れる

疲れているなら休めばいいのに、、、 そんな声が聞こえてくる気がしますが、疲れているときだからこそ頑張らなければと思ってしまうんです。
それが自分を追い詰めることになっているのに、自分自身では気づけません。

疲れているときに頑張ったって、良い結果にはなりません。

これは仕事だけでなく、家事についても言えることです。
疲れているときに頑張って家事をすると、なんで自分だけ頑張っているのかという考えが出てきてしまいます。
やるということを選択して、やると決めたのは自分なのに、それをすることで不満がたまります。そんな不満、ためたくないです。

その家事、今やらなければ明日を迎えられないのか。それとも、片づけてから寝ないと気が済まないという、自分の首を絞めるこだわりなのか。本当に必要なことなのか、冷静に考えて優先順位をつけます。

不満をためないためにも、疲れているときは疲れている自分を認めて、やらないという選択をすることが大切です。

アスリートだって、疲れているときは休養します。
登山家だって、翌日のアタックに備えて休養日をしっかり設けます。
無理をすることで、ケガに繋がることを知っているからです。

疲れているときは疲れているんです。無理はするものではありません。

「今日は疲れている」と宣言して、自分をいたわり、ねぎらいの声をかけてあげます。

無理をしないからこそ、相手を思いやる余裕が生まれてきます。

まとめ

感情に振り回されてしまうことは、誰でも経験することだと思います。
けれど、その後どう対処するかが、自己成長や人間関係も左右します。

3つの習慣
  • しっかり深呼吸する
  • 自分の状態を客観的に見る
  • 今日は疲れていると認識して受け入れる

私が取り入れているこの3つの習慣、簡単そうに見えるけど実践できるかどうかは別物です。

1つずつでも普段から取り入れて習慣化し、いざというときに強さと優しさを兼ね備えられる余裕を心に持てるよう、是非試してみてください。

私も、これからも続けていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
ケイ
ケイ
看護師(アメリカ・日本)
看護師歴8年目で、うみのむこう「アメリカ」へ移住。現在はニューヨークのマンハッタンにあるクリニックで看護師として日々奮闘中! アメリカ看護師試験、妊活、国際結婚のリアルを、体験談を交えて情報をお届けします!
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