コルポスコピー検査って?痛み・流れ・注意点を解説!
こんにちは!
アメリカ看護時のケイです。
子宮頸がん検査で”異常あり”と言われたとき、とても不安になりますよね。
その後に案内される『コルポスコピー検査(膣拡大鏡検査)』という言葉を聞いて、どんな検査なの?痛みはあるの?と心配になる人は多いと思います。
私自身、これまで日本とアメリカで何度もコルポスコピー検査を受けてきました。
初めてコルポスコピー検査をすると言われた時、どんなことをされるのか怖くて仕方ありませんでした。
でも、何度か受けていくうちに流れがわかり、またアメリカの産婦人科(OBGYN:Obstetrition+Gynacology)で働いた経験から、より検査がどういうものなのかを知ることで、不安が軽くなりました。
この記事では、
- コルポスコピー検査をなぜ受けるのか
- 何がわかるのか
- 検査の流れや痛みの感じ方
- 検査後の注意点
について、私の体験と知識を交えながらわかりやすく紹介します。
※本記事は筆者の経験および一般的な医療情報をもとに作成しています。
検査の内容や方法は施設によって異なります。不安な点は必ず医師や看護師に確認してくださいね。
コルポスコピー検査って?
コルポスコピー検査は、子宮頸がん検査で異常ありと言われた時に行う検査です。
子宮頸部(子宮の入り口)をコルポスコープという見た目は天体スコープと双眼鏡が合わさったような特殊な拡大鏡で観察し、細胞の状態を詳しく観察します。

- 異常な細胞がどの程度の変化なのか(軽度・中等度・高度)
- がん細胞が含まれている可能性はあるか
コルポスコピーでは、拡大鏡でただ見るだけではなく、子宮頸部に酢酸やルゴール液を塗って観察します。
酢酸とルゴール溶液とは
酢酸:3~5%のお酢
酢酸を子宮頸部に塗った後、異常な箇所は白色に変化します。異型が強いほど、深く白く厚くなり、浮き上がった境界がみえるようになります。
ルゴール液:濃縮ヨード(うがい薬や消毒剤に使われるヨウ素)
ルゴール液を塗った後、正常な箇所はすぐに黒く変化します。異常な箇所はグリコーゲンが少ない細胞になるので、黒く染まらず、白色か、かすかに黄色のままで変化しません。
子宮頸部異形成の典型的な特徴は、この酢酸とルゴール液を塗った後、異常な箇所が変化することです。
正常な部分と異常な部分の色の違いがはっきり見えるため、どこを詳しく調べるべきかわかります。
必要に応じて、その変化がみられる部分から、小さく細胞を採取(生検)して、顕微鏡で調べたり、外部の検査機関へ検体を送り、異形成の程度やがん細胞の有無を、より正確に判断できます。
コルポスコピー検査の流れ
コルポスコピー検査は、子宮頸がん検査の精密版のようなもので、流れ自体はシンプルです。
検査時間はだいたい10~15分ほど。
以下の手順で行われます。
最初に、医師や看護師から検査の流れについて説明があります。
不安なことや痛みへの不安がある場合は、このタイミングで遠慮なく相談しましょう。
体勢は子宮頸がん検査の時とほとんど同じで、足を広げた状態で行います。
膣の中を見やすくするため、スパキュラ(膣鏡)が挿入されます。
子宮頸部に酢酸を塗ります。
少しひんやり感じる場合もありますが、痛みはありません。
その後、ルゴール液を塗って、正常な部分と異常な部分を色によって見分けます。
医師はコルポスコープで子宮頸部の様子をモニター越しに観察します。
(施設によって、患者さんもモニターで確認できることもあります。)
生検が必要と判断された場合、その部分を小さく切り取って採取します。
このとき、バチンという音と同時にチクッとした痛みがあります。
採取した細胞は検査機関に送られ、がん細胞や異形成の有無を詳しく調べます。
生検後は、その後に少量の出血があります。
出血が多い場合はガーゼを当てて、止血処理する場合もあります。
結果は1~2週間後にわかります。
- 生理中は避ける
- 膣洗浄や膣内薬の使用は検査前2日程は控える
- 前日の性交渉を控える
検査の痛みは?実際に受けて感じたこと(日本とアメリカの違い)
子宮頸部は痛みを感じにくいと言われることがありますが、実際に何度も検査を受けてきた私から言うと、生検するときは痛いです。
日本でのコルポスコピー検査を受けた時、麻酔などは使わず細胞を採取します。
細胞をバチンと取るとき、一瞬かなり強い痛みを感じます。
私の場合、取った直後から下腹部が重くなるのも感じました。
痛みを感じにくい部位とはいえ、出血するほどの組織を取るので、正直痛くて当然じゃないかと思います。
検査後に痛みが続くことはないですが、軽い出血は数日ありました。
初めて受けた時は、どのくらいの痛みなのかわからないので恐怖と不安を持ちながら検査を受けました。
アメリカでのコルポスコピー検査では、2か所で一回ずつ受けましたが、日本とは違く痛みを感じにくくする工夫をしてくれました。
1つ目のクリニックでは、生検の瞬間に医師から「1・2・3で咳払いをして」と言われました。
1・2・3で咳払いをすると、そのタイミングでバチンと細胞を採取します。
咳をすることで身体に力が入るので、痛みを感じにくくなりました。
2つ目のクリニックでは、検査の前に麻酔のスプレーを子宮頸部に吹きかけてから行いました。
この時は、まったく痛みを感じませんでした。
バチンという音は聞こえたけど、「なんか触られてるのかな?」という程度の感覚でした。
痛みがないことに驚いたと同時に、こんなに検査の苦痛が軽減するのに、なぜ他の施設では使われてないのかと疑問が生まれました。
もしかしたら結果に何か影響が出てしまうのかとも考えてしまい、医師に質問すると
「まったく問題なし。麻酔スプレーよかったでしょ?」
と返答をもらいました。
安心したと同時に、じゃあなぜ他の施設は導入しないの!?と先ほどの疑問が膨れるばかりです。
同じ検査でも、医師や施設によって痛みへの配慮や方法がまったく違うと実感しました。
コルポスコピー検査後の注意点
コルポスコピー検査の後は、生検をしたことによって子宮頸部が一時的に傷ついている状態です。
なので、無理をせず体を休めることが大切です。
- 出血やおりものについて
生検を行ったあとでは、1~3日ほど少量の出血が続くことがあります。
おりものに少し血が混じったり、茶色っぽくなるのは普通の反応です。
ただし、ナプキンが1時間でいっぱいになるような出血や、レバーのような血の塊が出る場合は、早めに受診してください。 - 入浴・シャワー
当日はシャワーのみOKです。
湯舟や温泉は2~3日ほど避けた方が安全です。
身体を温めすぎると、出血が再開することがあります。 - 性交渉・タンポンの使用
子宮頸部が回復するまで、1週間ほどは避けるようにしましょう。
性交渉やタンポンの使用は感染のリスクがあるため、出血やおりものが完全に落ち着いてから再開するのが安心です。 - 激しい運動や飲酒
汗をかくほどの運動や飲酒も、2~3日控えるとよいです。
血流がふえて、出血が長引くことがあります。
検査の後に少しお腹が重いような違和感が残ることもありますが、数日で落ち着くことがほとんどです。
ただ、いつもと違うなと感じたら、我慢せずに婦人科に相談してください。
まとめ
コルポスコピー検査では、”精密検査””細胞を取る”ということを聞くだけで、怖く感じる人が多いと思います。
実際、私も初めて検査を受ける時はとても怖い気持ちを持っていたので、検査当日を迎えるのが嫌でした。
でも、実際にはがんを防ぐための大切な確認のステップです。
異常が見つかったとしても、それは早く気づけたということ。
早い段階で異常を見つけ、必要な処置をすることで、がんになる前に防ぐことができます。
私自身も、検査を通してたくさんの不安な気持ちを持ちました。
痛みを感じたこともあるし、結果を待つ時間もとても長く感じていました。
それでも、検査を受け続けたことで自分の身体を見守れたし、症状が進行してしまった時にもすぐに対処することができました。
あなたの身体と未来を守るためにも、どうか不安をひとりで抱えず、必要な検査を受けながら、安心して過ごしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
