英語力がない人のNCLEX勉強の進め方を伝授!~私はこう進めて合格した~
みなさん、こんにちは!
ニューヨークにあるクリニックで働くこっちゃんナースです。
アメリカ看護師になる方法や、アメリカでの妊活の様子などを発信しています。
NCLEXの勉強を始める時、最初に必要なのは英語の基礎や日本語での理解ですが、そこから先はどう試験問題に向き合っていくかがとても大切になってきます。
私自身、英語が得意ではない状態から勉強を続けていく中で、
どんな風に問題を解くか
どうやって復習するか
どの教材を使うか
によって、理解度や手応え、更にはやる気までも大きく変わることがわかりました。
この記事では、英語力ゼロからスタートした私が、どのように毎日問題を解き、どう復習し、どんな教材を使っていったのかをまとめています。
これからNCLEXの本格的な勉強を始める人にとって、これを知っているかどうかで、勉強の進み方が本当に変わります。
毎日少しでも問題を解き続けた
NCLEXの勉強を始めたばかりのころ、1問解くのに20分以上かかっていました。
何を聞かれているのかもよくわからず、単語を調べて、文章を読み直して、また調べて…
1日3問が限界の日もたくさんありました。
でも、その3問だけでもいいから、とにかく毎日問題に触れるようにしていました。
英語が得意ではなかった私にとって、毎日やるという習慣が何よりも強みになったと思います。
そして、毎日勉強を続けられた大きな理由の1つが、Bootcampの1日1問メールです。
Bootcampの登録は無料ででき、登録すると毎日1問、メールで問題が送られてきます。
私は、どんなに疲れていても、この1問だけは必ずやるというルールを作りました。
たった1問でも、毎日問題に触れていれば、1日も勉強から離れない状態をキープできます。
体力的にも精神的にもつかれた時、勉強をストップしたくなる誘惑に何度も襲われました。
でも、1問でも問題を解くことで、勉強から完全に離れることはなかったので、試験当日まで継続して勉強ができたと思います。
実際、毎日解いていると、少しずつだけど変化が出てきました。
いつもより5分早く解けたり、昨日と同じフレーズが出てきたということに気づけたり、覚えた単語が増えていったりと、小さい積み重ねが増えていきました。
そうすると、「もう少しだけやろうかな」という余裕が少しずつできました。
最初は、少ない問題数しかできない自分や、すぐに頭がパンクしそうになる自分がすごく情けなく感じることもあったけど、今思えば、あの少しずつの積み重ねがこそがとても大事でした。
勉強を始めてしばらくすると、1日3問から5問になり、5問から10問になり…と、段々取り組める問題数が増えていきました。
でもそれは、英語力が伸びたんではなく、NCLEXの英語に慣れて、読む抵抗が減っていったからです。
英語が苦手な人ほど、「1日〇〇問は絶対!」と完璧主義にならず、今日の自分ができる数を淡々と続けるというスタイルがおススメです。
間違えた問題・自信のないところを放置しない
問題を解いていると、間違えたときだけでなく、一応正解したけどなぜこれが正解なのか答えるのに少し曖昧な問題に出会うことも、よくありました。
私は、そういう”自信が持てない部分”をそのままにせず、必ず軽くチェックするようにしていました。
でも、深く調べこみはしませんでした。
- なぜその選択肢が正解なのか
- なぜ他の選択肢が違うのか
- 自分の考え方は合っていたのか
この3つだけをサッと確認するくらいです。
この方法は、日本で看護師の試験を受けた時も行っていました。
国家試験の過去問を解くときは、答えを選んだあと、他の選択肢の横になぜ選ばなかったのか、この答えはどの病態の時に選ばれるのかなどを書いていました。
サッと確認した時、その中でも特にこれは忘れそうだなと思ったところだけ、ノートに残しました。
ただし、ノートを作るときは、無理に英語だけで書くことはしませんでした。
頑張って英語だけでまとめようとして挫折してしまった経験があったので、
【英語力ゼロからNCLEXの勉強を始めた方法】の中に書かれているように、自分が読みやすい形でまとめるようにしていました。

- 英語で書けるところは英語で
- 日本語の方が理解しやすいところは日本語で書く
- 必要なら英語と日本語の両方で書く
このくらいゆるいルールにすることで、ノートを見返すのにストレスがなくなりました。
勉強を進めていくうえで、曖昧な理解のまま進まないことはとても大切です。
理解したつもりで勉強を進めると、あとあと同じとことでつまずき、再度復習しなくてはいけなくなるので、時間が倍かかってしまうことになります。
ただし、間違えた問題を深追いしすぎず、でも自信のないとことはその日のうちにサッと埋めて、見返しやすいようにストレスフリーのノートを作ることをお勧めします。
実際に使った教材と進め方
NCLEXの勉強をスタートするとき、英語が苦手だと特に
「何から始めればいい?」
「どの教材を使えばいいの?」
と、迷って勉強が中々スタートできないことがあると思います。
私が本当にそうでした。
でも、UworldやBootcampのアプリを使うことは、勉強の道筋を作ってくれるということに気づいてからは、勉強に取り掛かるまでの時間がゼロになりました。
自分で考えなくても、今日は何をしたらいいのかスケジュールを組んでくれるので、その通りに進めていけばいいだけです。
私が実際に使っていたのは、UworldとBootcampの2つです。
この2つのアプリについては別の記事で書いているので、ここではどう使ったかをお伝えします。

まずはUWorldで基礎作り
私は、最初の勉強はUWorldだけを使っていました。
でも、UWorldを購入したばかりのとき、アプリを開いてみたものの、ただ問題を解けばいいの?と、どう進めたらいいかわかりませんでした。
でも、勉強をスケジュールしてくれる機能を知ってからは、UWorldが今日は何をしたらいいか示してくれるので、勉強に取り掛かるまでの時間がゼロになりました。
Study Plannerに
- 自分の勉強ペース(何曜日に何時間)
- 受験日までの期間
この2つを入力するだけで、自分専用の勉強スケジュールを自動で作ってくれます。
いつ何をすればいいのか
どのカテゴリーをどの順番でやればいいのか
1日、どのくらいの問題を解けば試験までに終わるのか
このようなことを全部UWorldが自動で具体的に計画してくれます。
私は、この機能を知ってからは、迷わず勉強を進められるようになりました。
更に、今日やる分が目に見えてわかるため、1日1日の勉強目標もわかりやすかったので、集中力も増しました。
勉強が苦手な人にとって、「何から始めていいかわからない」「手を付ける順番が決められない」という、最初の高~~~い壁で止まってしまうことが、本当に多いと思います。
でも、UWorldを使ったおかげで、その最初の壁を取り除いてくれました。
Study Plan通りに進めるだけで試験範囲が網羅されるので、迷わないというのは本当に大きなメリットでした。
Bootcampは最初から無料の1問だけ登録
Bootcampについては、勉強の早い段階からアカウント作成だけして、無料の1日1問メールを使用していました。
その後、有料プランにしたのは、UWorldをすべて終えた後の最後の1ヵ月だけです。
試験直前はとにかく問題数をこなしたかったので、テンポよく解けるBootcampは総仕上げにちょうどよかったです。
使い方としては
- 最初~中盤:UWorldだけで基礎固め+Bootcampの1日1問無料問題
- 最後の1ヵ月:Bootcampの有料プランで総仕上げ
必要な時に、必要な物に課金すると無駄遣いも防げます。
まとめ
NCLEXの勉強は、英語が得意かどうかよりも、どやって日々向き合っていくかが、本当に大きなポイントになります。
毎日少しでも問題に触れ続けること。
自信のないところをそのまま放置しないこと。
迷わず取り組める環境を作ること。
どれも当たり前のことだけど、この当たり前のことを続けることは簡単ではありません。
でも、続けていけば確実に力になります。
私自身、英語力ゼロからのスタートでしたが、
- 少しでも毎日続ける習慣
- 迷わない勉強の流れ(Study Plan)
- 直前に集中できる教材の切り替え
この3つで、試験まで勉強を続けることができました。
勉強が苦手でも、英語が完璧に理解できなくても、続けた人だけ確実に前に進めます。
他の人を気にする必要はありません。
あなたのペースで進めていけばいいんです。
やる気のない日は、1問だけでも十分です。
小さな積み重ねが、合格に導きます。
応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
