2回目のIUI(人工授精)記録~夫婦のすれ違いからの大喧嘩・心の揺れを正直に書きます~
こんにちは!
アメリカ看護師のケイです。
1回目のIUI(人工授精)が終わった時、「1回で成功したらラッキー」くらいの気持ちで挑んだはずなのに、結果を知った瞬間、想像以上に心が疲れていることに気づきました。
期待していた分、その反動は大きい。
翌月すぐに2回目のIUIへ進む気持ちにはなれず、一旦お休みすることにしました。
そして1ヵ月後、少し心が整ってから、もう一度IUIに挑戦することに決めました。
今回は通常の流れで治療が進み、前回とは違う気持ちを持っていました。
この記事では、1回目を終えて感じたこと、2回目に進むまでの気持ちの変化、夫婦のすれ違い、そして今回のIUIの流れをまとめています。
1回目のIUIを終えて感じたこと、2回目に進むまでの気持ち
1回目の結果が陰性だと知ったのは、病院からの電話でした。
1回目で成功したらラッキーと思っていたつもりなのに、結果を聞いた瞬間、なんだか胸の奥がずしんとしました。
仕事中だったので、泣くのを必死にこらえました。
自分で思っていた以上に、この結果に期待していたんだと思います。
その直後、夫にはすぐにメッセージで報告しましたが、帰宅後の私は”いつも通りの自分”でいたい気持ちが強くて、無理してでも笑顔で過ごしていました。
そしたら夫、見事に騙されました。
完全に「大丈夫なんだ」と受け取ったらしく、普段と変わらないテンションで接してくるわけです。
そして、夜ご飯を食べているとき、事件は起こりました。
夫が突然、
「今日、同僚が産休に入ったからみんなでお祝いしたんだ~」
と、何の悪気もなく言ってきました。
……え?今日、このタイミングでその話?
心の中で全力でツッコミをしながらも、態度には出さずに耐えていました。
けれど、次の瞬間、
「今日はさ、ドクターからどうやって結果を伝えられたの?なんて言われた?」
…その質問を聞いた瞬間、私の中の何かがブチッと切れました。
はい、ブチ切れました。
いやいやいや、そこ聞く?
”どう伝えられたか”じゃなくて、”どう感じてるか”を気にしてくれないの???
結果の伝達方法なんてどうでもいいんだよ!
もっと心に寄り添う質問があるでしょ!?
これまで抑えていた気持ちが一気に溢れてしまい、
妊娠していなかったショック、そしてそれを理解しているのかいないのかわからないように見えた夫への怒り、
全部まとめてぶつけてしまいました。
この時、私は夫に宣言しました。
「これからどんなに私が大丈夫と言っても、絶対そのまま信じないで」と。
大丈夫って言うとき、夫を安心させたいからじゃない。
自分に言い聞かせたいから大丈夫って言うんです。
だから、そこは夫に頭を使わせていい。
むしろ、使ってほしい。
私の様子を見て、「本当に大丈夫かな?」って考えてほしい。
産休の話をしてきたときのあの無邪気さ…
今思い出して書いてるだけで、怒りがよみがえってくるほどです。笑
夫よ、なぜその話題を、しかもそのタイミングでしたのか…
でも、その一件で、気づけることもありました。
パートナーとのコミュニケーションって、本当に繊細なんだということ。
治療の結果だけでなく、それを受け止める心の揺れも、ちゃんと共有しないと伝わらない。
そして、自分の気持ちを抑えてしまっていたからこそ、その反動でより感情が出てきてしまい、とても強く当たってしまいました。
そのことはすごく反省しました。
だがしかし、今後も私は”大丈夫と言いつつ大丈夫ではない”という難題を出し続けてしまうと思います。
だってそれは、私に言い聞かせてる大丈夫だから。
でも、私はもう宣言しているので、夫はきっとクリアしていくでしょう!
さて、あの日の大爆発の後、私は改めて「このまま次の周期でIUIをするのは無理だな」と思いました。
気持ちの整理が追いつかないまま治療を続けても、きっと心が持たないと思いました。
だからこそ、1ヵ月だけ治療をお休みすることにしました。
その1ヵ月は、自分の気持ちを切り替えるための良い期間になりました。
小旅行に行ったり、夫とも改めてどんな計画で治療をしていくか話し合ったりして、少しずつ次に進めるくらいの気持ちに回復していきました。
この気持ちを整理するためにも、1ヵ月休むのは必要な時間だったと思います。
少し心が落ち着いたことで、また前に進むエネルギーが戻ってきました。
2回目のIUIの準備と治療の流れ
2回目のIUIは、1回目のときのようなイレギュラーな進み方ではなく、生理が来てから通常の流れで治療がスタートしました。
1回目のIUIについての記事は、こちらにまとめています↓

1ヵ月休んだことで気持ちに余裕が生まれ、「よし、やってみよう!」と前向きに切り替えられていました。
今回もクロミッドを内服し、卵子が3つ育ちました。
そのうち2つはしっかりと大きくなり、残り1つは少し小さめ。
卵胞チェックで医師からサイズを伝えられたとき、
「今回はいけるかもしれない」
と、自然と期待が膨らみました。
そして、排卵促進剤を打つ日とIUIのスケジュールを決めた日は火曜日でした。
その週、私は金曜日が仕事の休みの日だったので、金曜がいいことを伝えました。
ですが、医師からは、
「金曜だと卵子3つ全部が十分な大きさになって、三つ子の可能性が出てきちゃうから絶対に木曜!」
と、言われました。
三つ子…!!
言われた瞬間、「三つ子ってどんな生活?」と、少しワクワクした気持ちになりました。
それと同時に、受精するために1個でも多くの卵子があった方が、確率も上がるんじゃない?と思い、やはり金曜がいいことを伝えました。
けれど、医師から三つ子を妊娠したときのリスクの説明を受け、1日前の木曜にIUIをすることを了承しました。
木曜は仕事が休めなかったので少し焦ったものの、お昼休憩の間に病院へ行き、特に問題なくIUIを済ませることができました。
なんだかとってもアメリカっぽいなと思えるくらい、スムーズでした。
そして医師からは、
「今回は双子の可能性は高め。絶対に三つ子は妊娠しないでね」
と、冗談交じりに言われたこともあり、頭の中では自然と双子を産んだ後の生活を想像してしまったりなんかもしました。
1回目のIUIより気持ちが落ち着いていたのは、流れもわかっているし、こういう”前向きな期待”が支えてくれていたのかもしれません。
IUI当日の様子は、Instagramにまとめています。
気になる方は、下のリールも見てみてくださいね。
判定までの過ごし方と、結果を知った時の気持ち
2回目のIUIを終えてからの数日は、1回目のときよりもかなり落ち着いて過ごせました。
流れもわかっていたし、今回は卵子も2つしっかり育っていたので、もしかしたら妊娠するかもしれないという、前向きな余裕があったような気がします。
1回目のときは、IUIから1週間後くらいに、早すぎるとわかっていながらも妊娠検査薬を使ってしまっていたのですが、今回はその衝動はありませんでした。
検索魔にもならず、必要以上に意識しすぎず、できるだけストレスなくいつものペースで生活しようとしていたと思います。
とはいえ、判定日が近づくにつれて、やっぱり気持ちは揺れ動きます。
早く知りたいけど、知りたくない。
期待したいけど、期待するのが怖い。
そんな複雑な気持ちが、ずっと頭の片隅にありました。
そして、血液検査の判定日の前日。
どうしても自分の目で確かめたいという気持ちが強く、朝一番の尿で検査してみました。
うっすら線が見えるような、見えないような…
判定を信じていいのか迷う、なんとも言えない線の薄さ。
でも、そのうっすらの線でも、少しだけ希望を持ってしまうのが、人間の性なんですかね。
妊娠してなかったら、うっすらでも線なんてでないよね?なんて、淡い期待を抱いてしまいました。
しかし、その日の昼過ぎ、トイレで少量の出血に気づきました。
生理が来ようとしていると、すぐに理解しました。
一瞬で気持ちが沈んでいくのが自分でもわかって、1回目のIUIの結果を聞いたときと同様に、胸の奥がずしんと重くなるような感覚でした。
それでも、1回目ほどは気持ちが崩れなかったというか…
ショックではあったけど、どこか冷静に受け止めてる自分がいました。
「覚悟していたわけじゃないけど、奇跡はそんな簡単に起きないよな」と、どこかでそういう可能性も想定していたような、落ち着きがありました。
翌日の血液検査では、やはり陰性。
今回は、医師から夫と私宛に結果のメールが届いていました。
私がその日仕事だと知っていたので、電話よりメールの方が負担にならないだろうと判断してくれたんだと思います。
夕方、帰宅したタイミングで夫に言われ、結果がメールで届いていたことを知りました。
でも、その時点で私はすでに出血が前日よりも増えていたので、結果は読まなくてもわかっていました。
メールを開いたときも、心の準備はもうできていて、冷静に受け止められました。
そして、夫はというと…
前回の事件をしっかり学んだのか、私が「大丈夫」と言っても信じず、本当に金魚のフンのようにずっとついて回ってくれて、全力で心のサポートをしてくれました。
そんな姿を見ていると、なんだか私の方が落ち着いてしまうほど、前回とは違った静かな私がいました。
そして、もう1つ気づいたことがあります。
1回目のIUIの結果を受けた時、それは私だけでなく夫にとっても人生初めての経験です。
夫の受け止め方もあるだろうし、私がどう感じるか、どうサポートしたらいいのかもわからなかったはずです。
でも、今回は2回目で、2人とも心構えや対処の方法を少し知っていました。
こうやって、夫婦は少しずつ成長していくんだなと、考えさせられました。
2回目のIUIも残念な結果で終わってしまいました。
やっぱり、すぐ次の周期で挑戦する気持ちにはどうしてもなれず、また少し治療を休むことに決めました。
まとめ
2回目のIUIを振り返ってみると、1回目より落ち着いて治療に向き合えていたと思います。
治療の流れがわかっていたことや、育っていた卵子の数など、安心材料が1回目のときより多かったからかもしれません。
それでも、結果が出ないときのショックはやっぱりありました。
心の負担って、実際に経験してみないとわからないものだと改めて感じました。
今回、夫婦としても学ぶことがありました。
前回のすれ違いも、今となっては”お互い初めてだからこそ起きたこと”なんだと思います。
どう受け止めるか、どう寄り添うか、どこまで踏み込んでほしいか。
その答えは、最初からわかっているわけじゃなくて、こうやって一緒に経験しながら少しずつお互い分かり合っていくんだなと、改めて感じました。
そして、今の私たちは、また一旦治療をお休みすることを決めています。
気持ちが追いつかないまま次へ進むのは、私には無理だと思いました。
年齢を考えると焦る気持ちはあるけれど、自分のペースで治療と向き合いたいというのが正直な気持ちです。
IUIに挑戦している人は、きっとそれぞれ違うペースや気持ちを抱えていると思います。
落ち込む日もあるし、強くいられない日もある。
パートナーとのすれ違いが起きるのも、誰にでもあり得ることだと思います。
完璧じゃなくていいし、全部うまくできなくてもいいって、自分にも人にも優しくいられたらと思っています。
この記事が、誰かの「私だけじゃないんだ」と思えるきっかけになれば、嬉しいです。
私も、自分たちのペースで治療と向き合っていこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
