アメリカで仕事を見つけた方法
みなさん、こんにちは!
ニューヨークにあるクリニックで働くこっちゃんナースです。
アメリカ看護師になる方法や、アメリカでの妊活の様子などを発信しています。
アメリカに移住したけれど、求人サイトに応募しても全く返信なし…。
英語も完璧じゃないし、このままじゃ一生アメリカで仕事なんて見つからないんじゃないかと焦っていました。
そんな中、渡米半年・アメリカ看護師資格のなかった私が、ちょっとした行動から突然面接の機会が舞い降り、壮絶なトレーニングを耐え抜いて仕事を勝ち取ったリアルな体験談をお話します。
仕事を探していると口に出す
アメリカに移住してから最初の半年間は、新たな生活環境に慣れることや現地でのコミュニティ作りに必死でした。ですが、いつまでも気ままに過ごしているわけにはいきません。
そろそろ働こう!と心に決め、アメリカの主要な求人サイト(LinkdinやIndeed)でメディカルアシスタントの求人を探しては、片っ端から応募を開始しました。
しかし、結果は惨敗。
20~30件ほど応募したけど、返事はゼロ。面接のお誘いどころか、不採用通知すら来ない放置状態でした。異国の地で自分の存在すら否定されているような感覚になり、私の自信はどんどん削られていきました。
そんな時、転機は患者として訪れた産婦人科で起こりました。
診察が終わったタイミングで、私は藁にもすがる思いでドクターにこう切り出しました。
「私は日本で看護師をしていました。今はメディカルアシスタントの仕事を探しています。もし先生の知り合いのクリニックなどで人を探しているところがあれば、紹介していただけませんか?」
すると、ドクターは「ちょっと待ってね」と部屋を出ていき、戻ってきたと思ったら「うちのマネージャーと話してみて」と別室へ案内されたのです。
どこかクリニックを紹介してくれるのかな?と期待して待っていると、現れたマネージャーから衝撃の一言が。
「仕事を探しているの?うちも今募集しているから、このまま面接してもいいかしら?」
まさかのその場でゲリラ面接スタートです。
履歴書も持っていなければ、英語での面接の準備も不十分。でも、自分の準備不足を後悔する暇もなく面接は始まってしまい、今までの経歴、希望の勤務体系・持っているビザの種類などの質問に必死で答えました。
何十件とネットで応募しても返事を1通ももらえなかったのに、たった一言「仕事を探しているので紹介してほしい」と口に出しただけで、面接の機会が突然舞い降りてきました。もしあの時、ただの患者としておとなしく受診を終えていたら、目の前にある採用枠の存在すら知らずに受診を終えていました。
アメリカの求人サイトで見つからないときは、リアルなつながりに直談判することはとても大切です。
誰かが気づいてくれるのを待つだけの姿勢では、何も始まらないんだと、痛感させられました。
合否の連絡を待つだけではダメ
なんとか想定外の面接を終えて、「1週間以内に合否の連絡をする」と言われて帰宅しました。
それからはいつ連絡が来てもいいように、片時も携帯を肌身離さず持ち歩く日々。しかし、約束の1週間が経っても連絡は来ませんでした。
せっかく掴んだチャンスを逃したくない…という思いと、正直あんな緊張する面接をまたどこかで受けたくないという強い思いがありました。
自分から合否確認の電話をしてもいいものか悩み、アメリカ人の友人に相談してみることに。
すると友人は、「電話をかけることでやる気があるアピールになるし、どっちにしろ電話したからって落とされることはないよ!待ってるだけより絶対にかけた方がいい!」と背中を押してくれました。
とはいえ、当時の私にとって電話で英語を話すのも聞き取るのも超高ハードル。焦ってパニックにならないよう、話す内容をメモに書きだしました。


心臓をバクバクさせながら勇気を振り絞って電話をかけ、マネージャーにメモしたことを伝えようとするとマネージャーから「連絡するのを忘れてたわ!」と。
…これがアメリカなのか、と開いた口が塞がりませんでした。まさかの本当に忘れられていました。
しかし、電話したことで思わぬ展開に!
熱意が伝わったのか、翌週から開催される2週間のトレーニング(実質上の最終選考)に参加させてもらえることになったのです!
そのトレーニングには私の他に2名の応募者が参加し、その2週間のトレーニング期間中に最終的な採用者を決めるとのこと。ライバルがいる恐怖もあったけど、新人が自分1人じゃないという安心感の方が大きかったと思います。
今回、自ら電話をしたから掴めたチャンス。もしあの時、期日までに連絡がこないから不採用だったんだと諦めていたら、トレーニングを受けるチャンスすら逃していました。
連絡をすると言われたからといって待つだけでは、海外ではただ忘れられて終わります。催促の電話を入れることで志望度の高さをアピールでき、私のように2度目のチャンスを掴むことができるのです。
バカにされても諦めない

いざトレーニングが始まってみると、想像以上に過酷でした。
勤務時間は朝7:00から16:00まで。クリニックは信じられないほどの忙しさで、お昼休憩の30分以外は常に動き回りっぱなしです。メディカルアシスタントが座れる椅子なんて用意されておらず、仕事が終わるころには足が棒のような状態になるほどでした。
さらに辛かったのは立ち位置の差です。
私以外の応募者2人はアメリカでのメディカルアシスタント経験者。専門用語も業務の流れも知っているため、すぐに他のスタッフと打ち解けていきました。
その一方で、私はネイティブの猛スピードな英語指示が聞き取れず、何度も聞き返す日々。
私の英語伝わってる…?と不安になることも多く、明らかに他の2人よりも仕事を覚えるのに時間がかかっていました。
英語ができないことで周りからバカにされたような視線を向けられたり、気性の荒いドクターの担当にされて毎日のように怒鳴られたり…。
今でこそ笑い話ですが、当時は精神的にかなりきつく、悔しくて家に帰ってから泣いてしまう日が何度もありました。
それでも、諦めたくない気持ちと悔しさから、毎日帰宅後にその日の仕事内容をノートに書きだして徹底的に復習し、翌日の動きをイメージする予習を欠かさず続けました。
過酷な1週目が終わり、迎えた週末。
なんとか最初の1週間を乗り越えたその週末、他の2人の方が圧倒的に馴染んでいてスタッフから好かれているようにも見えたので、残り1週間の過酷なトレーニングをしたところで採用はされないだろうなと考えていました。途中で辞めてしまおうか本気で考えたけど、これも貴重な経験だと割り切り月曜日に出勤すると、他の2人は出勤してきませんでした。
出勤してこない理由が気になったので少し時間ができた時にマネージャーに質問してみると、忙しすぎてついていけないという理由でリタイアしたと…
採用される可能性は低いと思っていたのに、まさかの確実に採用されるチャンスが到来!
残り1週間は相変わらずきつく感じていたけど、私にできることをしていくしかないので予習復習を継続し、週が終わるころに正式採用されることがきまりました。
英語のハンデがあったり、未経験という立場でも、自分には無理かもと途中で投げ出さなかったからこそ、最後まで残り仕事をゲットすることができたと思います。
まとめ
アメリカで初の仕事探し。振り返ってみると、私が仕事をゲットできた理由は決して完璧な英語や華やかな経歴ではありませんでした。
- 求人サイトでだめなら、目の前の人に「仕事を探している」と口に出す
- 連絡がこないなら、遠慮せず催促の電話をかける
- 周りにバカにされても、諦めずに今日の復習をして明日も出勤する
もし連絡を待つだけでいたら、ずっとパソコンと眺めながらただただ焦り、もっと自信を失っていたはずです。
もし、今アメリカで仕事が見つからずに悩んでいる方がいたら、完璧な準備ができるのを待つ必要はありません。勇気を出して一歩を踏み出し、諦めずに食らいついてみてください。
その泥臭い行動の先にしか、道は拓いていきません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

